写真は撮ったら終わりではありません。撮ったあとの現像、編集を経て、手に取れる写真集として新しい命が吹き込まれます。トリミングや見せてゆく順番を工夫することで、シーンの断片である写真が、ひとつの「物語」として紡がれる。
そんな写真の編集術を、写真家吉田亮人と、装丁家矢萩多聞が丁寧に手ほどき。
ご持参いただいた作品を自分の手で編集、製本し、一冊の小さな写真集をつくります。
[スピーカー]
吉田亮人 – 写真家
矢萩多聞 – 画家/装丁家
[会場]
ミシマ社の本屋さん
[参加費]
6000円
[ご予約用プログラム名]
写真×装丁ワークショップ
吉田亮人(写真家)
1980年宮崎県生まれ。京都市在住。滋賀大学教育学部卒業後、タイにて日本語教師として現地の大 学に1年間勤務。帰国後小学校教員として6年間勤務し退職。 2010年より写真家として活動開始。タイ、ミャンマー、インド、チベット、バングラデシュ、そして 日本を撮影した作品を国内主要雑誌・新聞などで発表し、国内の美術館やギャラリーでも写真展を 開催する。また小学校や中学校、大学での講演会や特別授業などの活動も行う。 現在、京都・妙心寺退蔵院にて進行中の「退蔵院襖絵プロジェクト」の撮影も行っている。 その他、同時進行で2~3つのドキュメント撮影プロジェクトを進行中。 2013年10月、教育インタビューサイト「eduview」を立ち上げ、共同運営中。 2013年10月、プロ写真作家、映像作家によるエージェント「DOT. PHOTO AGENCY」を共同設立。
矢萩多聞 (画家、装丁家)
1980年、横浜に生まれる。90年から、毎年インド・ネパールを旅する。中学1年で学校を辞め、ペンによる細密画を描きはじめる。95年から、南インドと日本を半年ごとに往復し、銀座、横浜などで個展開催。2002年、対談本『インド・まるごと多聞典』(春風社)の刊行。本の装丁の仕事をはじめる。これまでに小説、学術書、写真集、絵本など幅広いジャンルの本400冊を装丁。
現在は、インド×横浜×京都を行き来し、装丁、ペン画、イベント企画など多岐に渡って活動をくり広げている。
近著に『偶然の装丁家』(晶文社)がある。