アントニー・ケーンズと、サイモン・ベイカー(テート・モダン写真部門キュレーター)が、ケーンズの独特で興味深い写真表現について話します。古典的なプリント法や廃れた技術、デジタルインクなど、古今の技術を織り交ぜながら、実験的な写真活動を行っているケーンズ。互いに異なりながらも補完的な諸要素を通して、写真というメディアの複雑性を浮かび上がらせます。加えて、彼は写真集という概念を広げるような出版物を手作りで製作することでも知られています。イベントでは、それらの作品もご覧いただけます。トーク後には写真集購入者向けサイン会があります。
Simon Baker(サイモン・ベイカー)
テート・モダン(イギリス)写真部門キュレーター。サイモン・ベイカーは、同館初の写真キュレーターである。同職には、ノッティンガム大学(イギリス)の美術史准教授を経て2009年に就任。写真、現代アートの執筆活動や展覧会のキュレーションにおいて活躍。近年キュレーションした展示には、「Performing for the Camera」(テートモダン, ロンドン, 2016)、「Another Language, 9 Japanese Photographers」(アルル国際写真フェスティバル, 2015)、「Conflict, Time, Photography」(テートモダン, ロンドン, 2014)、「William Klein + Daido Moriyama」(テートモダン, ロンドン, 2012)などがある。
[参加費]
無料
[言語]
英語(日本語通訳)
[ご予約用プログラム名]
アーティストトーク: アントニー・ケーンズ