山と水辺の境界である里の中で部族を形成してきた私たちは、人里とNatureとの境界に畏敬の念を抱きながら生活を営んできました。Border(境界)に宿る神は、まさに人々の心象の表れです。そんなことを茶の世界との境界で表現してみたいと思います。
ルーカス・フォーリアによる展示「A Natural Order ―自然に向かう人々」をテーマに、茶人太田宗達が自由な発想で茶会を開きます。展示写真から着想を受け、美しい会場にて特別な体験へと皆さまを誘います。
有斐斎弘道館は、二つの茶室と庭園を備えた伝統的な数寄屋造の建造物です。京都御所のすぐ西側に位置し、元来、江戸中期を代表する儒者・皆川淇園 (みながわきえん) により18世紀の終わりに創立された学問所です。現在は、貴重な京都の文化遺産として保全されています。当イベントは日本語で行われます。ご予約は弘道館まで。
[スピーカー]
太田宗達 (茶人)
[会場]
有斐斎 弘道館
[参加費]
3000円
[スケジュール]
9:00/9:30/10:00/10:30/11:00/11:30/13:00/13:30/14:00/14:30/15:00/15:30
※9:00 から 15:30までの毎30分ごと (12:00, 12:30を除く)
[定員]
毎回10名 要事前予約
電話番号: 075-441-6662
Mail: kouza@kodo-kan.com
太田宗達 (茶人)
1957年京都生まれ。島根大学農学部卒業。京都工芸繊維大学大学院博士課程修了。工学博士。有職菓子御調進所老松主人。同志社大学文化情報 学部特別講師。立命館大学国際関係学部非常勤講師。
江戸時代の学問所址である有斐斎弘道館において、京文化をはじめとする各種講座の講師を務める。国内、海外において茶会を数多く開いている。
著作に『源氏物語と菓子』(剛書院),編著に、『京の花街-ひと・わざ・まち-』(日本評論社), ,共著に『茶道学体系 巻4 懐石と菓子』(淡交社),『菓子の茶事を楽しむ』(淡交社),『小鼓』(伝統文化プロデュース連),『蒔菓子』(伝統文化プ ロデュース連),『日本文化のかたち百科』(丸善出版)ほか。「DVDで手ほどき 茶道のきほん」(メイツ出版)を監修。
NHK「きょうの料理」,「ようこそ先輩」,「日めくり万葉集」ほか出演多数。