ルーカス・フォーリアが自ら、作品に映る人物のストーリーなど、米国を旅し、撮影した経験についてトーク。
イメージの背後のストーリーについて話します。当イベントは日本語と英語で行われます。定員には限りがあります。予約制。
[スピーカー]
ルーカス・フォーリア
ジョン・アイナーセン – 京都ジャーナル創刊編集長
[会場]
有斐斎 弘道館 >展示情報
[参加費]
無料
[ご予約用プログラム名]
ルーカス・フォーリアとジョン・アイナーセンによるトーク
ルーカス・フォーリア
1983年ニューヨーク生まれ。サンフランシスコ在住。写真家。イエール大学美術修士号、ブラウン大学で美術記号学の学士号取得。ニューヨーク市郊外の小規模農場で暮らす大家族の中で育った。周囲にショッピングモールやスーパーマーケットが増えていく中、薪で暖をとり、農業を営んで食料を缶詰にし、また靴の購入から歯の治療まで、生活に必要なものは全て育てた農作物との物々交換でまかなって暮らしていた。しかし、帰農運動(the back-to-the-land movement)の原則に多くを従って生活していたとはいえ、フォーリアが18歳になるころには、彼の家族はトラクター3台、車4台、コンピュータ4台を所有していた。そんな素朴な生活と近代的な世界を混合した自身の家族の生活が、完全なる自給自足生活への興味を駆り立てることとなった。
2006年から2010年までフォーリアはアメリカ南東部を旅して、エコ生活を営むために都会や郊外を去った人々のネットワークとの交友を広め、写真に撮影し、取材して回った。彼らは環境への懸念や宗教的な信念、もしくは世界的な経済不況といった理由により、移り住んだ地の自然環境にある物で家を建て、近くの泉から水を汲み、食べ物は狩猟するか、拾い集めるか、育てることを選択した人々であった。
ジョン・アイナーセン
アメリカ、コロラド出身。京都ジャーナル創刊編集長。デザイナー、写真家でもあり、2013年には文化長官表彰受賞。同年、京都在住のイーデス・シファートによる詩を添えた写真集『Kyoto: The Forest Within the Gate』を出版。