04
5月
13:30 — 16:30
立命館大学衣笠キャンパス充光館地階301教室
京都市北区等持院北町北区等持院北町56
Japan
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『広河隆一 人間の戦場』
フォトジャーナリスト広河隆一の哲学は、言葉こそ明快だが厳しい。それゆえ、それを実践する自分自身に烈しい生き方を求めずにはいなかった――。その取材の歴史は1967年、イスラエル・パレスチナに始まる。82年、イスラエル軍に包囲されたレバノンのパレスチナ難民キャンプで起きた虐殺事件を撮影、その映像が証拠として世界に配信された。チェルノブイリ事故後の89年には、西側のジャーナリストとして初めて事故によって立入禁止になった地区を取材し、隠された放射能汚染を告発した。人間の尊厳が奪われている場所を、広河は「人間の戦場」と呼ぶ。
活動は取材だけにとどまらない。「パレスチナの子どもの里親運動」「チェルノブイリ子ども基金」を立ち上げ、被害を受けた子どもたちの救援活動に奔走する。2011年の福島原発事故後には、子どもたちの健康回復のため、沖縄県久米島に保養センター「球美(くみ)の里」を設立した。そして2014年、広河は10年間務めてきた報道写真誌「DAYS JAPAN」編集長を退任した。それは残された時間を現場取材に献げるための決断だった――。
監督は『ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳』で「キネマ旬報ベスト・テン文化映画第1位」「毎日映画コンクール・ドキュメンタリー映画賞」などを受賞した長谷川三郎。撮影はドキュメンタリーカメラマンの第一人者であり、是枝裕和監督や河瀨直美監督作品も手掛ける山崎裕。パレスチナ、チェルノブイリ、福島から沖縄・久米島へ。広河隆一の原点を見つめ、現在の活動に密着する。

広河隆一(ひろかわ・りゅういち)

フォトジャーナリスト
月刊誌DAYS JAPAN発行人
DAYS被災児童支援募金代表
認定NPO法人「沖縄・球美の里」名誉理事長
チェルノブイリ子ども基金設立代表
パレスチナの子どもの里親運動設立代表・現顧問
1943年中国・天津市に生まれる。3歳のときに日本に引き揚げる。67年、早稲田大学を卒業後イスラエルに渡る。帰国後フォトジャーナリストとしてレバノンなど中東諸国を何度も取材し、レバノン戦争とパレスチナ・キャンプ虐殺事件の記録で82年によみうり写真大賞、83年にIOJ国際報道写真コンテストの大賞・金賞を受賞。チェルノブイリの被災地、ウラルの核惨事現場などは、世界に先駆けて報道。講談社版の「DAYS JAPAN」の核被害報告で89年講談社出版文化賞を受賞。90年、湾岸戦争の取材を開始。その後もパレスチナ問題、チェルノブイリ問題を追い、9・11事件の後はアフガニスタン戦争、イラク戦争を取材。2004年に講談社時代の昔の仲間と報道写真月刊誌「DAYS JAPAN」を再刊し、編集長を務める。3・11後は震災翌日から福島県に入り、取材を開始。同時にDAYS放射能測定器支援募金、DAYS被災児童支援募金をたち上げる。12年に福島の子どもの保養施設として沖縄県久米島に認定NPO法人「沖縄・球美の里」設立。14年に「DAYS JAPAN」編集長を退任、発行人兼フォトジャーナリストになり現在も取材活動、救援活動を続ける。
著書に「新版パレスチナ」(岩波新書)、「福島 原発と人びと」(小学館)、「チェルノブイリ消えた458の村」「写真記録パレスチナ」(以上日本図書センター)、「暴走する原発—チェルノブイリから福島へ」(小学館)、「新・人間の戦場」「帰還の坑道」(以上DAYS JAPAN)など多数。ドキュメンタリー映画「広河隆一・人間の戦場」が2015年12月全国公開。

[関連展示]

DAYS JAPAN フォトジャーナリズム写真展

[参加費]

無料

[言語]

日本語

[主催]

立命館大学 国際平和ミュージアム

詳細

日付:
2017年5月4日
時間:
13:30 - 16:30
イベントカテゴリー:
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