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マグナム・フォト/EXILE-居場所を失った人々の記録
無名舎
国際写真家集団マグナム・フォトが問う
難民・移民問題とヒューマニティ
国際紛争や内戦、宗教対立、大量虐殺、環境破壊等々により、祖国を追われる人々……。戦争や人権等、様々な問題に取り組むマグナム・フォトの写真家にとって、難民や移民は主要なテーマであり続けてきた。25人の写真家によってそれぞれの視点で撮影された力作およそ90点で構成される本展では、第二次世界大戦以降、今日に至るまで続くこの問題の現実を浮き彫りにし、報道写真が問うてきたヒューマニティを再考する機会ともなるだろう。なお、展示は木製ブロックにマウントされた写真を来場者がじかに手に取り、触れて感じることができるインスタレーションとなる予定。
最高峰の写真家集団としてつとに知られてきたマグナム・フォトは、4名の著名な写真家、アンリ・カルティエ= ブレッソン(フランス)、ロバート・キャパ(ハンガリー)、ジョージ・ロジャー(イギリス)、デビッド・ シーモア “シム”(アメリカ)によって1947年に創立された。メンバーにはエリオット・アーウィット、ジョゼフ・クーデルカ、スティーブ・マッカリー、マーティン・パー等々、歴史に名を刻んだ写真家の名が多数連なる。
出展予定作家:アバス、久保田博二、スーザン・メイゼラス、ブルース・ギルデン、ポール・フスコ、ロバート・キャパ、クリス・スティール=パーキンス、パオロ・ペレグリン他。
クリス・スティール=パーキンス「砂漠の難民:最悪の難民キャンプ、シャアラン・ワン・キャンプでは今日も何千人もの難民が静かに食糧配給の列に並ぶ」、ヨルダン、1990年 © Chris Steele-Perkins / Magnum Photos
無名舎
〒604-8212 京都市中京区新町通六角下ル六角町363
地下鉄烏丸線「四条」駅 22・24番出口から徒歩8分
OPEN:10:00-18:00
CLOSED:木曜(5/5 Open)
¥600 / 学生 ¥400
© 2014 Naoyuki Ogino